ジャパンサービスという会社3
いろいろ悩んだ結果、私は父の仕事の後を継ぐことを決めました。保険の仕事を続けるため会社に雇われるコンサルタントから代理店に立場を変え、時間を最大限活用して2足のわらじを履く覚悟を決めたのです。
ジャパンサービスに入社して最初の肩書きは経理担当でした。事務所は実家の一室でしたが入社後、3ヶ月間は毎朝4時~5時には出社し過去の書類を端から端まで目を通し会社の資金繰り等の問題点を探しました。会社の成り立ちから各契約の状況、契約のきっかけ等を毎日父から聞き取り会社の現況を知るのに相当の時間を使いました。
当時のジャパンサービスは登記上は会社組織になっているものの、その中身は個人事業とほぼ変わらず社長の独断ですべてが決まりすべてが動く状況でした。当然、資金繰り、契約、面接、トラブル処理すべてを父一人で行い、他に文句を言わせない世に言うワンマン経営でした。会社には専務や係長、主任という肩書きの人もいましたが、実質的には単なる運転手として自宅と派遣先を行き来する契約労働者と何ら変わりない役割の連中ばかりでした。
入社して1ヵ月後、私は父に肩書きを専務にするよう頼みました。肩書きが欲しかった訳ではありません、会社の人事に物申す為です。肩書きのついた社員を会社に集め各自の役割について現況と今後、何をしなければならないのかを考えてもらいました。
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